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Writer's pictureLeo Nagasaki

3:『すべての人に健康と福祉を』

Updated: Jun 12


“だれもが健康で幸せな生活を

送れるようにしよう”

サハラ以南のアフリカ地域では、2人に1人の子どもが、


かぜで肺炎になっても治療を受けられません。


すべての人に健康と福祉をって単純ですけど、めちゃくちゃ難しいことですよね。。。


すべての人に健康と福祉を」と聞いても、「どこの」健康と福祉を「どのようにして」行き渡らせるのか、イメージがわかない人も多いでしょう。また自分がどのように協力すれば目標が達成できるのか、分からない人も多いですよね。


今回は何がどうなってるかを簡単に解説します。

『すべての人に健康と福祉を』とは

すべての人に健康と福祉を」という目標には、以下の13の具体的な達成目標が設けられています




現状はどうなの?

まず現状を見てみましょう。


  • 乳幼児死亡率:1990年から2015年の間に乳幼児死亡率は約半減しましたが、まだ毎年540万人の5歳未満児が命を落としています。


これは予防可能な病気が主な原因となっているため、予防接種の普及や基礎的な医療サービスの提供で大きく変わると思います。​ 




  • 妊産婦の健康:妊産婦の死亡率も減少傾向にありますが、下記表で示す通り、特にサハラ以南のアフリカ地域は状況が悪く、南アジア地域との2地域に世界妊産婦死亡数の86%が集中しているのです。妊娠期から子育て期にわたる一貫した支援が求められています​ (Gooddo)​。



  • 感染症対策:HIV/エイズ、マラリア、結核などの感染症は依然として大きな課題です。これらの感染症は予防可能であるため、予防接種の普及と適切な治療が不可欠です​ (SDGsコンパス)​。

  • 慢性病と生活習慣病:高血圧や糖尿病などの慢性病も世界的に増加しています。これらは生活習慣の改善や定期的な健康診断によって予防可能ですが、多くの国ではまだ対策が不十分です​ (国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン)​。

何をしているの?
  • ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC):お医者さんも保健員さんも足りない国があります。日本では、人口414人に対して、お医者さんが1人いる計算ですが、世界では数万人に1人しかお医者さんがいないという国もめずらしくありません。


WHOが提唱するUHCの理念に基づき、すべての人が必要な医療サービスを受けられるようにする取り組みが進められていて、色んな国が技術協力や予防接種の推進、基礎的な医療サービスの提供を行っています​ (国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン)​。


  • 予防接種とワクチン募金:開発途上国では予防接種が十分に普及していないため、ワクチン募金や国際的な支援を通じて、予防接種の普及を促進することが重要です。例えば、ユニセフなどの支援団体への寄付は、少額からできるので、多くの子どもの命を救うことができます​!


  • 活習慣の改善:個々人が日常生活で健康を維持するために、適度な運動、バランスの取れた食事、定期的な健康診断を行う事で 生活習慣病の予防や早期発見ができるんですよね​ ! (SDGs MAGAZINE)​

具体的な取り組みと事例

日本における取り組み

日本政府は、SDGs採択後に「平和と健康のための基本方針」を策定し、ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)を達成するための取り組みを進めているんです。例えば、「子育て世代包括支援センター」を設置して、妊娠期から子育て期にわたる支援を地域ごとに提供しています。また、9月を「健康増進普及月間」とし、健康に関する広報やキャンペーンも行っているんですよ。一般市民の健康意識を高めるためにこうした活動が重要なんですね​ (国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン)​。


企業の取り組み

企業も頑張っているんですよ。多くの企業がCSRの一環として、SDG目標3に貢献する活動を行っています。例えば、ある食品会社では、健康を促進するためのレシピ公開や料理教室の開催を行っているんです。消費者が健康的な生活を送れるよう、機能性素材を使った商品やサービスも提供しているんですね。これってすごいことですよね​ (国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン)​。


国際的な取り組み

世界保健機関(WHO)は、すべての人が必要な医療サービスを受けられるように「ユニバーサル・ヘルス・カバレッジ(UHC)」を提唱しています。具体的には、感染症撲滅や高血圧・肥満・がん対策のガイドライン策定、予防接種ワクチンの基準設定など、各国と協力して取り組んでいるんですよ。こうした国際的な協力が進むことで、多くの人が健康でいられるようになるんですね​ (国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン)​。


地域社会の取り組み

地域社会でも、健康と福祉を促進するための取り組みが行われています。例えば、手洗いやうがいの徹底、衛生状態の改善などが進められており、感染症の予防に大きく貢献しています。また、ワクチン接種の普及や衛生教育の提供も重要です。地域ごとにニーズに応じた取り組みが進んでいるんですね。こうした活動は身近なところからできることが多いので、皆さんもぜひ参加してみてくださいね​ (SDGs MAGAZINE)​。

私たちにできること!

ワクチン接種の普及

ワクチン接種って、本当に大事なんですよ。多くの予防可能な病気から守るための最も効果的な手段の一つです。例えば、ユニセフなどの支援団体への寄付は、途上国の子どもたちに予防接種を提供する資金となります。少額の寄付でも多くの命を救うことができるんです。すごいですよね​ (SDGs MAGAZINE)​。


衛生状態の改善

衛生状態の改善も大切です。特に開発途上国では、汚れた水を飲むことで発症する病気が多いため、清潔な水の提供や衛生教育が欠かせません。また、手洗いやうがいの習慣を広めることで、感染症の予防に大きく貢献します。日常生活のちょっとした工夫で、大きな効果があるんですね​ 。(SDGsコンパスを参照)


健康意識の向上

健康意識を高めることは、病気の予防に直結しますよね。適度な運動やバランスの取れた食事、十分な睡眠など、日常生活で実践できる健康的な習慣を広めることが重要です。これにより、生活習慣病の予防や健康寿命の延伸が期待できるんです。皆さんもぜひ、生活習慣を見直してみてくださいね。​ (SDGs MAGAZINEを参照)


医療アクセスの改善

すべての人が経済的な心配をせずに医療サービスを受けられるようにするために、保健サービスの充実が求められています。特に開発途上国では、質の高い医療にアクセスできる体制を整えるための支援が必要です。これにより、基礎的な医療サービスが提供され、多くの命が救われることになります。こうした支援は本当に大切なんですよね。

SDGsコンパスを参照)



これらの取り組みを通じて、SDG目標3の達成に向けて前進することができます。持続可能な未来を実現するために、国際社会、政府、企業、地域社会が連携し、一人ひとりができることから取り組むことが重要です。みなさんもぜひ、一緒に頑張りましょう!


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