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南海トラフってくるの??

  • 執筆者の写真: Leo Nagasaki
    Leo Nagasaki
  • 2024年8月14日
  • 読了時間: 4分

結論


きます


いつくるかもわかってるんです。


実は南海トラフ巨大地震は今までに何回も起きているんです!


まずは正しく理解するために日本を取り巻く環境から理解していきましょう。


溜まりに溜まった「力」

地球の表面は「プレート」と呼ばれる十数枚の岩板に覆われています。

それらは少しずつ動いていて、海のプレートが陸のプレートの下に沈み込んでいる境界線もあれば、陸のプレート同士がぶつかり合って隆起しているところも。その影響で、プレートの境界あたりでは地震活動や火山活動が多く発生します。

(海のプレートであるフィリピン海プレートが、陸のプレートであるユーラシアプレートの下に潜り込んでいく境界線が、南海トラフなんです!)


日本周辺には4つのプレート


ユーラシアプレート北米プレート太平洋プレートフィリピン海プレート


が密集しています。


フィリピン海プレートは、ユーラシアプレートの方向に進んでいて、最後はユーラシアプレートの下に沈み込んでいきます。


この2枚のプレートの境界線は、海底を走る細長い溝になっています。


この東海地方から紀伊半島、四国にかけての南方沖約100kmをほぼ東西に走る、海底にある長さ700kmの細長い溝が「南海トラフ」と呼ばれているものです。


海のプレート(フィリピン海プレート)が沈み込んでいくとき、同時に陸のプレート(ユーラシアプレート)は引きずり込まれ、少しずつ「力」を蓄積していきます。



限界点に達すると、陸のプレートは「力」を解放して、一気に元の状態に戻ろうとします。


この跳ね返りはプレート間の境界で大規模な破壊を起こし、それが大地震として私たちに伝わるのです。

怒りとストレスが溜まって爆発したオカンを想像してください。

イメージとしてはこんな感じの威力です。


連動的な地震

南海トラフってのは一発の地震では無く。。。


南海トラフは、「東海」「東南海」「南海」という3つの震源域に分けられています


この複数の震源域は、短期間のうちに連動する形で過去に何度も大地震を起こしていることから、今後も大震災の引き金になるものとして危険視されています。


この一連の大地震こそが、総称して「南海トラフ地震」と呼ばれている天災の正体です。


最近の地震続きが特別に騒がれる原因はそれですね。


今起きるかも?!

ってくらい発生まで秒読みなんです!


静岡県の駿河湾から、四国最南端の足摺岬の沖合に広がる南海トラフでは、過去に100〜150年の周期でM8.0〜8.7規模の巨大地震が繰り返し起こってきました。


このことから、前回の南海トラフ地震(1944年の昭和東南海地震および1946年の昭和南海地震)が発生してから80年近くが経過した現在、つぎの南海トラフ地震は目前にまで差し迫っていると警鐘が鳴らされているのです。


30年以内で70〜80%の発生確率

地震大国である日本では、長年にわたって地震を予知するための研究も行われてきました。


それでも現在の科学的知見からは、地震発生の日時・場所・規模を当てる「予知」は不可能とされています。


とはいえ先述のように、周期的に発生するタイプの地震は、地震が起きていない期間が長くなるほど発生確率が高まります。


政府の地震調査委員会は2024年1月、南海トラフ周辺で今後M8.0〜9.0の巨大地震が発生する確率を、10年以内では「30%程度」、30年以内では「70〜80%程度」、50年以内では「90%程度もしくはそれ以上」として発表しました。


その被害は、四国や近畿、東海などの広域に及び、東日本大震災を大きく上回ると想定しています。


まとめ:今できることを全力で

南海トラフ地震は「いつか起こる」のではなく「いま起きてもおかしくない」大災害です。


今あなたが防災のために起こすアクションは、未来のあなたや、あなたの大切な人を守ることに直結します。天災は、起こってしまってからは備えられません。


大切な命と暮らしを守るため、今すぐ行動を起こしてください



 
 
 

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