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Writer's pictureLeo Nagasaki

9:産業と技術革新の基盤を作ろう

“災害に強いインフラを整え、新しい技術を開発し、

みんなに役立つ安定した産業化を進めよう”



世界では、約26億人の人びとが

インターネットにアクセスできません。

特に開発が遅れている国々の農村部では、

11%の人が携帯電話の電波が届かないところに暮らしています

現状はどうなの?
  • 世界の人口と、都市の人口のうつりかわり

2050年までに、世界の人口の3分の2以上が都市で暮らすようになると言われています。都市は農村とくらべると、経済的にも発展していて、様々な施設も整っているため、都市の人口が増えると、より質の高い教育や医療を受けられる人が増える、とも言えます。


しかし一方で、都市のなかで貧しい人びとが暮らすいわゆる「スラム」といわれる地域が広がってしまうこともあります。1996年に世界で7億5000万人だったスラムの人口は、現在、8億8000万人。そのうち3億人は子どもです。とても多くの人が密集して住んでいるスラムは、国が認めた居住区ではないため、行政の手もなかなか届きません。


水やトイレ、ごみの処理などの生活に必要な設備が不十分で衛生状態も悪く、感染症がまん延しています。保健や教育などの公共サービスから置き去りにされた子どもたちの5歳未満死亡率は、時に農村よりも悪く、さらに小学校を修了できる割合も低いことがあります。

どんな対策が?

どんな取り組みが行われているの?


「産業と技術革新の基盤を作ろう」って、なんだか壮大なテーマですよね。でも、実際には身近な問題にも関係しているんです。例えば、ネットがつながらない地域で暮らしていたら、学校の授業や仕事もできなくなりますよね。そういう状況を変えるために、世界中でいろんな努力がされています。


1. インフラを整えるプロジェクト

まずは道とか橋、電気やネットを引くようなインフラ整備。これが進むと、農作物を売りに行きやすくなったり、学校に通いやすくなったりするんです。アフリカでは高速道路の整備が進んでいて、物流がぐんと便利になるみたいですよ!

2. 環境に優しい産業を広げる

今は「グリーン産業」って言って、環境に優しいビジネスが注目されています。例えばインドでは、太陽光パネルを作る工場が増えて、地元の人の働く場所にもなっています。こういうのって、地球にも人にも優しくていいですよね。

3. テクノロジーで格差をなくす

ネットが使えない場所では、情報も仕事も手に入りにくいけど、最近ではスマホのおかげで状況が変わってきています。例えばケニアでは、モバイルマネーが広まって、お店で買い物したり、家族にお金を送ったりできる人が増えたんです。デジタル技術ってすごい力がありますよね。

4. 小さな企業を応援する

地元の中小企業が元気になると、その地域全体が豊かになります。国際機関が技術研修をしたり、市場とつなげる支援をしているんです。自分で何かを始めたい人たちにとって、大きな後押しになりますよね。


私たちにできること

「でも、これって遠い話じゃない?」って思うかもしれません。でもね、私たちの選択次第で、この目標にも貢献できるんですよ。例えばこんなことから始めてみませんか?

1. 地元のお店を利用する

地元で作られた商品を買ったり、地元のお店で買い物をするだけで、その地域の産業を支えることにつながります。例えば、地元産の野菜や工芸品を選ぶのもいいですよね!

2. 環境に優しい商品を選ぶ

エコ製品や省エネ家電を選ぶことで、環境負荷を減らしながら、新しい産業を支援できます。「買い物は投票」っていう言葉がぴったりです。

3. 自分のスキルを磨く

新しい技術を学んで、自分が産業や技術革新の担い手になるのもアリです。ITやデジタルスキルを勉強して、未来の仕事に役立てるのも面白そうじゃないですか?

4. アイデアを広める

「こんな技術があったら便利!」みたいなアイデアを話したりSNSでシェアしたりすることで、他の人にも気づきを与えられるかもしれません。


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