“みんなの生活を良くする安定した経済成長を進め、
だれもが人間らしく生産的な仕事ができる社会を作ろう”
世界のもっと貧しい国ぐにでは、
5歳から17歳までの子どもの5人に1人が、
労働を強いられています。
「働きがいも経済成長も」というと、なんだかスケールの大きい話に聞こえませんか?でも実はこれ、私たちの働き方や日々の生活に密接に関係しているんです。
働きがいも経済成長も。
世界にあるこんな問題
子供兵士
紛争が起こり、兵士にさせられている子どもたちが、世界には何万人もいると推定されています。銃を持たされ、人を殺せと命令されます。殺されてしまった子どももいます。さまざまな暴力を受ける子どももいます。子ども兵士にさせられたある一人の男の子が体験したことを見てみましょう。
児童労働
さまざまなかたちで多くの子どもたちが働いています。なかには、学校へ通うチャンスも奪われ、からだや心の健康にも悪い影響を与えるような、きびしすぎる労働を強いられている子どもたちもいます。どんな仕事場で、どんな仕事をさせられているのでしょう。どうして子どもたちは働かなければならないのでしょう。
世界では、4人に1人の若者が、教育や職業訓練も受けられず、仕事にもつけずにいます。
どんな取り組みが行われているの?
「働きがいも経済成長も」という目標に向けて、世界中でいろんな取り組みが進められているんです!ちょっと一緒に覗いてみましょう。
1. ILO(国際労働機関)の活動
まず、ILOという国際機関が中心となって、労働環境を守るためのルール作りをしています。例えば、過酷な労働条件をなくしたり、児童労働を撲滅するための基準を設定しているんです。これ、当たり前のことのようで、まだまだ達成されていない地域が多いんですよ。
2. 政府の支援策
各国では、最低賃金を設定したり、労働時間を規制する法律を整えたりしています。特に注目されているのが、女性や若者、障害を持つ方々への就業支援プログラムです。たとえば、日本では女性が仕事と育児を両立できるように、育児休暇制度が充実してきました。世界的にもこういった取り組みが増えているんですよ!
3. 企業の働き方改革
企業も負けていません。「働きがい」を高めるために、リモートワークやフレックスタイム制を導入しているところが増えています。さらに、製品が作られる過程で児童労働や不当な労働がないかをチェックする「サプライチェーン管理」を徹底している企業も。これ、本当に大事ですよね。
4. 教育とスキル開発
特に途上国では、若者に技術を教える職業訓練プログラムが広がっています。例えば、アフリカでは「若者雇用基金」というプロジェクトが進んでいて、手に職をつけるサポートがされています。こういう支援があると、未来がぐっと明るくなりますよね!
Comments