“すべての人が、安くて安全で現代的なエネルギーを
ずっと利用できるようにしよう”
世界で電力を使えない人は6億7500万人です。
*エネルギー問題って身近な話?*
「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」って聞くと、なんだか壮大なテーマに思えません?でも実はこれ、私たちの生活にめっちゃ直結してる話なんです。
例えば、「電気代高っ!」って思ったことありません?私はめちゃくちゃあります(笑)。
エネルギーが安定供給されないと、私たちの暮らしにすぐ影響が出るんですよね。さらに、地球温暖化のニュースを見ると「クリーンなエネルギーって本当に必要なんやなぁ」と感じます。
今回は、SDGs目標7の内容や現状、そして私たちができることについて、一緒に考えてみましょう!
「エネルギーをみんなに、 そしてクリーンに」
「エネルギーをみんなに、そしてクリーンに」という目標には、以下の10の具体的な達成目標が設けられています
現状はどうなの?
実際にこの目標が達成されるのは、まだまだ先の話です。
世界の約10人に1人は、まだ電気を使えない状況にある。
再生可能エネルギーの割合は、2023年時点で全体の約19%。まだまだ伸びしろがありますね。
エネルギー消費の効率化は進んでいるけど、人口増加や経済発展によって消費量自体も増え続けています。
サハラ以南の学校では90%の生徒が電気なしで生活しています。
特に新型コロナウイルスの影響で、エネルギーへの投資が減少したり、クリーンエネルギーへの移行が遅れたりしている現状も問題です。
何が行われているの?
国際的な機関やNGOが中心となり、エネルギー問題解決に向けたさまざまな取り組みを実施しています。以下に具体例を挙げてみました。
1. 電気の届かない地域への支援
現在、世界には約7億7,000万人もの人が電気を使えない生活をしています。特にサハラ以南のアフリカや南アジアでは、この問題が深刻です。
• ソーラーランタンの普及
小型で安価なソーラーランタンは、こうした地域にとって画期的な解決策です。昼間に太陽光で充電して、夜間は明かりとして使えるので、子どもたちが夜に勉強できる環境を作り出しているんですよ。例えば、国連開発計画(UNDP)は、アフリカの農村部に何千個ものソーラーランタンを配布しています。
• 小規模送電網(ミニグリッド)の導入
大規模な電力インフラが整備されていない地域では、地域単位で電力を供給する「ミニグリッド」が有効です。これにより、家庭や学校、病院などが安定して電力を使えるようになりました。これも再生可能エネルギーを活用しているんです!
2.エネルギー効率化の取り組み
再生可能エネルギーを増やすだけでなく、既存のエネルギーを効率的に使う工夫も大事です。
• スマートグリッド技術
これは電力の需要と供給をリアルタイムで調整するシステム。例えば、太陽光発電や風力発電は天候に左右されがちですが、スマートグリッドを使えば、発電量が少ない時でも電力供給が安定します。この技術はすでにアメリカや日本などの先進国で導入されています。
• 省エネ製品の普及
家庭用のLED照明やエネルギー効率の高い冷蔵庫、エアコンなどが普及しつつあります。日本のメーカーも、こうした省エネ製品の開発に力を入れていますね。
3.開発途上国への技術と資金の支援
エネルギー問題を解決するためには、資金や技術の提供も欠かせません。
• 世界銀行とグリーン気候基金(GCF)の支援
世界銀行は、アフリカや南アジアのエネルギーインフラ整備を支援するために巨額の投資を行っています。また、GCFは再生可能エネルギーやエネルギー効率化プロジェクトへの資金提供を通じて、発展途上国の持続可能なエネルギー利用を後押ししています。
• 技術移転プログラム
先進国で開発されたクリーンエネルギー技術を発展途上国に提供する取り組みも進行中です。例えば、日本の太陽光発電技術が東南アジアで活用されています。
私たちにできること
1. エネルギーの無駄遣いを減らす
部屋の電気をこまめに消す、エコモードの家電を使うなど、小さな行動がエネルギー効率化につながります。
2. 再生可能エネルギーを選ぶ
「グリーン電力証書」を購入するなど、再生可能エネルギーを選択肢に入れることで、需要を増やせます。
3. 地元での活動に参加する
地域で行われているエコイベントやクリーンエネルギーのプロジェクトに参加するのも素敵ですね。
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