“飢えをなくし、だれもが栄養のある食料を
十分に手に入れられるよう、
地球の環境を守り続けながら農業を進めよう”
世界を生徒40人の教室と考えると、
その日食べるものがない、明日以降も食べ物をえられるか
分からない状態の人が4人もいます。
飢えってあまり身近に無い人が多いと思います、それは嬉しいことですが同時に無知ってことでもあります。
「飢えをなくそう」と聞いても、「どこの」飢えを「どのようにして」なくすのか、イメージがわかない人も多いでしょう。また自分がどのように協力すれば目標が達成できるのか、分からない人も多いですよね。
今回は何がどうなってるかを簡単に解説します。
「飢えを無くそう」とは
「飢えをなくそう」という目標には、以下の8つの具体的な達成目標が設けられています
(※unicefから引用)
現状はどうなの?
まず現状を見てみましょう。2022年のデータによると、世界の人口の約9.2%、つまり7億3500万人が慢性的な飢餓に苦しんでいるんです。これは2019年から1億2200万人も増えているんです。また、29.6%の人々、つまり24億人が「食料不安」に直面していると言われています (UNSD - Welcome to UNSD) (UNICEF Data)。
この増加の主な原因は何だと思いますか?
そう、コロナウイルスのパンデミック、紛争、気候変動なんです。これらの要因が重なって、食料供給チェーンが混乱し、特に貧困層に大きな影響を与えているんです。
正直、これって本当に深刻なことですよね。私たちが普段何気なくしている食事が、多くの人にとっては夢のようなことだという現実をもっと認識しないといけないと思います。
何が行われているの?
政府や国際機関、NGO(非政府組織)は様々な方法で飢餓と戦っています。
例えば、国際連合や世界食糧計画(WFP)は緊急食糧支援や学校給食プログラムを提供して、特に危機的な状況にある地域を支援しています (UNSD - Welcome to UNSD / UN Sustainable Development Goals (SDGs))。
また、技術革新も進められていて、干ばつに強い作物の開発や効率的な灌漑システムの導入が行われています。これにより、農業の生産性を向上させ、食料の安定供給を目指しているんです (UNICEF Data/Chatham House)。
どうやって解決するの?
さて、解決策について話しましょう。これがまた簡単ではないんです。でも、いくつかの重要なステップがあります。
持続可能な農業の推進: 農業をもっと持続可能にすることが大事です。気候変動に強い農業システムを構築し、農業の生産性を向上させることが必要です。これには、土壌の健康を守り、水の利用を効率化する方法を採用することが含まれます (UNSD - Welcome to UNSD) (UN Sustainable Development Goals (SDGs))。
栄養改善プログラム: 特に子どもや妊娠中の女性に対する栄養改善プログラムが必要です。栄養不良を予防するために、学校給食プログラムや母子保健プログラムが実施されています。例えば、UNICEFは栄養不良の削減に向けて取り組んでおり、子どもの健康を守るためのさまざまなプログラムを提供しています (UNICEF Data) (Chatham House)。
国際協力の強化: 資金援助や技術支援、知識共有を通じて、各国が飢餓対策を効果的に実施できるよう支援することが求められます。国際的な協力がなければ、持続可能な解決策を見つけるのは難しいからです (UNSD - Welcome to UNSD) (UN Sustainable Development Goals (SDGs))。
具体的な取り組みと事例
サハラ以南のアフリカでの取り組み
アフリカは飢餓の影響を最も受けている地域の一つです。例えば、ケニアでは干ばつが続き、多くの農家が苦しんでいます。しかし、そこには希望もあります。国際連合食糧農業機関(FAO)は、ケニアの農家に耐旱性のある作物や持続可能な農業技術を提供しています。これにより、農家は少ない水で作物を育てることができ、収穫量が増えています (UN Sustainable Development Goals (SDGs)) (UNICEF Data)。
アジアでの革新的な農業技術
アジアでも多くの国が飢餓に直面していますが、革新的な技術が助けになっています。例えば、インドでは「デジタル農業プラットフォーム」が導入されていて、農家はスマートフォンを使って市場情報や天気予報、農業技術のアドバイスを受け取ることができます。これにより、農家はより効率的に作物を育て、収入を増やすことができるのです (Chatham House)。
ラテンアメリカのコミュニティ主導のプロジェクト
ラテンアメリカでは、コミュニティが自ら飢餓と戦うプロジェクトを立ち上げています。例えば、ブラジルの小さな村では、住民が協力して共同農園を作り、自給自足の生活を目指しています。ここでは、住民が一緒に働いて作物を育て、その収穫物を分け合うことで、全員が食料を確保できるようにしています。こうした取り組みは、コミュニティの絆を強めるだけでなく、飢餓を解消するための実践的な解決策となっています (Chatham House)。
教育と啓発活動
飢餓を解消するためには、教育も重要な役割を果たしています。例えば、バングラデシュでは、学校での給食プログラムが導入されていて、子どもたちに栄養バランスの取れた食事を提供しています。これにより、子どもたちの健康が改善され、学習意欲も向上しています。さらに、親たちに対しても栄養に関する教育が行われていて、家庭全体の食生活が改善されています (UNICEF Data)。
飢餓をゼロにするために、私たちができること
最後に、私たち一人ひとりができることについて考えてみましょう。飢餓を解消するためには、国際的な取り組みだけでなく、私たちの日常生活での小さな行動も大切です。
食品ロスを減らす: 家での食材の無駄を減らすことから始めましょう。計画的に買い物をして、残った食材を活用する工夫をすることで、食品ロスを減らすことができます。これ、本当に簡単なことから始められますよね!
地元の農産物をサポートする: 地元で生産された食品を購入することで、地域の農家を支援し、持続可能な農業を推進することができます。地元の市場やファーマーズマーケットに足を運んでみると、新鮮な食材に出会えるかもしれません。
飢餓問題について学び、発信する: 飢餓問題についてもっと学んで、周りの人たちに伝えていくことも重要です。SNSで情報をシェアしたり、ボランティア活動に参加したりすることで、飢餓問題の認識を広めることができます。これって、意外と身近にできることですよね!
飢餓をゼロにすることは簡単ではありませんが、一人ひとりの行動が集まれば、大きな変化を生み出すことができます。皆さんで力を合わせて、この大きなチャレンジに取り組んでいきましょう!
このブログを通じて、少しでも多くの人が飢餓問題について関心を持ち、行動を起こしてくれることを願っています。また次回もお楽しみに!
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