top of page
検索

11:住み続けられるまちづくりを

  • 執筆者の写真: Leo Nagasaki
    Leo Nagasaki
  • 2024年12月27日
  • 読了時間: 5分

“だれもがずっと安全に暮らせて、

災害にも強いまちをつくろう”


2023年、災害によって家を失った人は2,640万人


洪水や台風の発生で、多くの人が避難や移住を余儀なくされました。

「住み続けられるまちづくりを」とは


現状はどうなの?

自然災害によって、多くの人が家を追われている自然災害によって住む場所を失った人の数(2023)

大勢の人が住み、たくさんの住居、商業施設、会社や公共施設が集る都市。経済や文化の中心であり、学校、交通や金融などの生活に欠せない、さまざまな基盤がそろっています。


現在、都市に暮す人は、世界の人口の半分以上の55%ですが、今後、ますます都市に住む人が増ると考えられています。2050年には68%、世界の人口の3分の2が都市に住むと予想されています。それだけ大勢の人が快適に暮せるよう、「住み続けられるまちづくり」を目指すことが大切です。


私たちにできること

①サスティナブルツーリズムに参加する


あなたは旅行が好きですか?筆者は大好きです。普段とは違う場所へ行き、刺激的な体験ができる旅行は楽しいですよね。

しかし、旅行が環境や人に与えるインパクトについて考えたことはありますか?ここでは、観光の仕方について少し考えていきましょう。


サスティナブルツーリズムとマスツーリズム

もともと観光は富裕層が行くものでしたが時代の変化により、徐々に大衆にも広がりを見せ、今では誰もが旅行できるようになしました。これをマスツーリズムと呼び、観光業界は盛り上がりを見せましたが、その一方で、観光地に多くの人が押し寄せたことで、環境や文化の破壊が問題視されるように。

実際に起きた事例を見てみましょう。


スペイン・バルセロナ

バルセロナでは観光客の増加に伴い、物価が急上昇。市内に住むことができなくなり、郊外に引っ越すことを余儀なくされた住民も。


イギリス・スコットランドのスカイ島

観光客の増加に伴い、駐車場が増加。美しい景観を阻害しているという指摘が。


日本・富士山

汚物の放置で環境悪化。マナーを守れない登山客への指摘も。

マスツーリズムは、確かに経済効果は大きいでしょう。しかし、経済と環境、地元住民が暮らしやすいまちを保つことのバランスを取る必要があると指摘されるようになったのです。


そこで登場したのがサスティナブルツーリズムです。


サスティナブルツーリズムとは、経済はもちろん、地域文化・環境の保全も同時に行う観光業のあり方です。具体的に、「環境先進国」と言われるニュージーランドの取り組みをご紹介します。


ニュージーランドが掲げる「環境に配慮した観光」とは?

ニュージーランドでは、旅行者向けの環境への配慮をまとめた指針「ティアキ・プロミス(TIAKI Promise)」を発表しました。「ティアキ」とは、ニュージーランドの先住民マオリの言葉で、「環境や人々を守る」という意味です。


この指針では、以下の5つのポイントが提言されています。

  • Protect Nature(自然を守る)

  • Keep NZ Clean(クリーンに保つ)

  • Drive Carefully(安全運転をする)

  • Be Prepared(準備を怠らない)

  • Show Respect(敬意を払う)


僕もニュージーランドに行ったことがありますが、豊かな自然を利用したトレッキングやカヌー、サーフィン、キャンプなどのネイチャーアクティビティが盛んな国です。観光客だけでなく、地元の方もこのような遊びを楽しんでおり、自然を愛する人が多い印象でした。

ニュージーランドの観光産業は、外貨収入における最大の収入源です。しかし、行き過ぎた観光は自然環境を破壊する危険性もあります。増える観光客によって豊かな環境が破壊されないよう、政府が対策を打つことによって、自然環境、地元住民、経済のバランスを上手に保っているよいお手本ではないでしょうか。


地域活動に参加する

あなたは自分の「住んでいるまちを良く知っている」と自信を持って言えますか?筆者は以前まで、自分が住むまちついて知ろうとせず、勝手に「魅力のないまちだ」と思っていました。そんな時に、まちについて調べる機会があり、さまざまな情報を知ったことで愛着が湧くようになったのです。


そして自分のまちをよく知ることで、より住みやすいまちにしようと意識できるようになると思います。さらには地域で活動することで、地元経済の活性化にもつながるのです。


③普段の生活から意識を変えてみる

「住みやすいまちづくり」と言うと、「何か壮大なことをしなければいけない」と思うかもしれませんが、そんなことはありません。


あなたの意識1つで、今すぐできることを考えていきましょう。


サポートが必要な人を知る

目標11では、女性や子ども、障害のある人、お年寄りなど、すべての人が支え合い、住みやすいまちにすることを目標としています。

普段生活をする中で、妊婦さんや障害を持った人、高齢者など「サポートが必要な人」に出会う機会は誰にでもあるはずです。

では、例えば目の見えない人が何か困っている様子だったとします。あなたはどんな行動を取りますか?

知識がないとどうすればいいのかわからず、なかなか行動に移せませんよね。

調べて行動に移せるようにしましょう。


 
 
 

Comentários


bottom of page